令和6年度も学校全体で、子供が主体的に考え、話し合い、表現する授業を継続します! 

校長 浅野 正道

 

小金井第一小学校のシンボルともいえる、校門付近や校舎脇に立ち並ぶ美しい桜は、ここ数年で

最も開花がゆっくりであり、本日の始業式、入学式を前に漸く満開となったところです。本日、新入生132名を迎え、昨年度よりも多い、全校児童765名と教職員72名による新しい組織で、令和6年度の教育活動がスタートしました。今年度も昨年度と同様、通常どおりの活動を展開できます。

昨年度まで4年間、本校は国立教育政策研究所の研究指定を受けて、社会科、生活科、生活単元の授業づくりを中心に、教職員が一体となり校内研究に取り組んできました。その成果等を昨年11月10日(金)、第61回全国小学校社会科研究協議会研究大会東京大会の第2会場校として、3年生から6年生までは社会科、1年生と2年生は生活科、梅の実学級は生活単元の公開授業を通して発信しました。都内4校が会場校となりましたが、多摩地区での開催は本校のみです。東京駅や羽田空港から遠いにもかかわらず、北海道から沖縄県まで、全国から300名を超える先生方が参加してくださり、本校の子供たちが主体的に学ぶ授業の様子を熱心に参観され、共に学びを深められました。

今年度からは、これまでの学びの成果を、他教科等の授業づくりにも一層広げられるよう、全校で校内研究を着実に推進し、子供が主体的に考え、話し合い、表現する授業を継続して参ります。保護者や地域の皆様には、学校公開等において、本校が目指す授業の様子をご覧いただければ幸いです。

さて、本校はここ数年、児童数及び学級数が大きく増えており、毎年のように、年度末、特別教室を普通教室として活用するための改修工事を行ってきています。しかしながら、これ以上は普通教室としての活用が難しいため、既に小金井市が公表し、担当課から説明会でも説明されているとおり、令和7年度の6月から校舎改築に向けた工事が始まります。今後も、市の担当課から保護者や周辺にお住いの方への説明会が適宜行われる予定ですが、本校教職員においても、今年度から校舎移転のための準備委員会を発足し、工事期間中の学校行事や日常的な体育の授業等、喫緊の課題解決のための取組や、移転に向けた準備等を計画的に進めます。そして、今年度も全ての子供たちが安心して学校生活を送り、日々確実に成長していけるよう、教職員一同、全力を尽くして努めて参ります。保護者や地域の皆様には、引き続き、本校の教育活動へのご理解とご協力をお願い申し上げます。